人はいかにして逆ピラミッドの境地へと達するのか。記憶の中のトーストマスターズの出来事をたどり、現在そして明日への指標を探る、ささやかな独白です(H2O, DTM)。


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[武蔵編] 全てはマニュアルの中にあるのか?

2月24日の第33回例会ではある試みが行われた。例会の進行をマニュアル通りに行ってみる、というものである。何を当たり前のことを、思う向きもあるだろうが、実はマニュアルの進行例にあるような例会は、これまでに参加したクラブでは見たことがなかった。武蔵クラブは前にも述べたが、設立当初はさまざまなクラブのいいとこ取り、ならぬ折衷案で例会が行われていた。しかしチャーターを果たして新しい会員の方が増えてくると、例会がマニュアル通りに行われていない、という声も出始めて来たのである。これは当然のことで、我々は入会当初のやり方に馴染んでいるが、新会員の方々にすればマニュアルに書いてあることが全てで、実によく読まれている。そこで、それではマニュアルの進行例通りに例会を行い、ディスカッションをしようということになった。

今夜のトーストマスターは私が務めた。進行例通りに行うとどの様な流れになるのか。まず、開会後はゲスト紹介、運営会議、入会式で、その後総合司会者へ交代。次に役割紹介に移るが、ここでまずその日の役割担当者が全て紹介される。この中にはテーブルトピックスマスターや総合論評者も含まれる。逆に割愛されているのが集計係で、これは司会者が兼務で行う。TMの基本的な役割には実は集計係は存在しない。人数に余裕があれば別に立てるという付加的なものなのだ。

役割紹介後にテーブルトピックス。計時係の報告は最後に一括で行うことになっているので、ここでは行われず、休憩に入る。休憩後にスピーチ、その後総合論評者に司会を交代して、以降は総合論評者が例会を仕切るが、順番は個人論評、時間報告、文法報告、そして投票及び集計となり、最後に総合論評が行われる。時間報告と投票が最後にまとめて行われるのである。

総合論評後は総合司会に司会を戻し表彰式となる。最後にゲストコメントを頂いて閉会。例会後にみなでディスカッションを行ったが、かなり違和感があるということで、元の鞘に収まることになった。違和感のあった部分は2箇所で、休憩時間の取り方と時間報告と投票をまとめて行う部分であった。

最近は「基本に忠実に行う」というスローガンを掲げるクラブも増えて来たが、例会のやり方を全員で考えるには、まずモデル例会としてマニュアル通りに行うのが筋ではあるだろう。特にクラブを新設する場合、発起人の経験が反映されてしまう傾向があるので、ここは注意したいところだ。しかしマニュアルに示されているのはあくまでも例に過ぎないので、試行錯誤すれば良い。そしてTMの運営に関わる部分を忠実に守っていれば、クラブの質は維持されると思う。
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by inv-pyramid | 2008-08-17 13:30 | 2000年前半