人はいかにして逆ピラミッドの境地へと達するのか。記憶の中のトーストマスターズの出来事をたどり、現在そして明日への指標を探る、ささやかな独白です(H2O, DTM)。


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[江戸編] 弱者権力事件

3月3日のひな祭りの日に行われた第202回例会は忘れられない。その後の江戸の命運を左右したとも言ってよい一つの事件が起こったからだ。

この日は大嶋R氏が連れて来られた韓国人ゲストが2名いた。今夜のトーストマスターは当時の江戸クラブ最年少の武田氏。やや甘えた感じの独特の話し方で、例会は順調に進行した。さくらクラブにも所属していた梶谷氏のテーブルトピックは7問にも及び、韓国人ゲストの方も指名された。ここまでは何の波乱もなかった。

スピーチは2名。最初の大川氏は例によってプレゼン調のスピーチ。2番目のスピーカー間中氏のスピーチの際に事件は起きた。間中氏のスピーチは基本#8説得力を持って話せの課題で、題が「弱者権力」。これは従軍慰安婦問題を例として、当時流行の漫画を引用しての弱者の権力というテーマを扱ったもの。話題そのものが極めて微妙な所であるのに、しかも韓国人ゲストの前で話すという状況が悪かった。内容としては決して差別的なものではなかったものの、それが韓国人の方の前でどう映ったか。日本と韓国の関係を考えれば、韓国人の前で話す話題ではなかった。特に1人は外交官であり、スピーチ終了後は怒りの表情を浮かべていた。とりあえず閉会までその韓国人ゲストの方は残っていたが、最後のゲストコメントで「間中さん、あなたという人は・・・」という言葉を発し、「2度と来ない」という言葉を残して足早に去っていった。2次会では当然その話が話題となったが、その韓国人ゲストを連れてきた大嶋R氏の立場がない。彼女の目には微かに光るものがあった。

後日、大嶋R氏より「3月3日ミーティングにおける間中氏のスピーチについて」というファクスが庄司会長他の役員の元へ届いた。内容は「標記の間中氏のスピーチ「弱者権力」はその配慮に欠けた内容がトーストマスターズのミーティングにおけるスピーチとして極めて不適切であり、事実出席メンバーに不快感を与えました。特に同席していた2名の韓国人ゲストには著しく不快、怒りの念を起こさせるもので、外交官であるゲストが激しく抗議したのも当然のことと言えます。このようなスピーチは、政治宗教のスピーチを避けるべきであるとするトーストマスターの理念はもとより、国際交流の常識から逸脱しており、放置することはできないと思います」という激しい抗議文で、役員会に対して間中氏の退会決議を求めると共に、役員会として抗議文を発行し間中氏に反省文を求めていた。これが実行されない場合は、例会への出席を拒否するということであった。

江戸クラブと韓国人のつながりは深く、孫氏や朴氏のような会員、入れ替わり立ち代り訪れたゲストの数は知れない。日韓友好の一つの場所として機能していたことは間違いない。それだけにこの事件は江戸クラブに深い影を落とした。
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by inv-pyramid | 2007-02-19 00:33 | 1998年