人はいかにして逆ピラミッドの境地へと達するのか。記憶の中のトーストマスターズの出来事をたどり、現在そして明日への指標を探る、ささやかな独白です(H2O, DTM)。


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[春日井&愛知編] 肯定か否定か・いざ論戦の時

昼食を挟んで午後からはディベート大会が行われた。コンテストではなく何故大会なのかと嶋田氏に尋ねた所、ワークショップとコンテストを行うので大会です、ということであった。春日井の伊地知氏による司会進行で、まず嶋田氏によるワークショップが行われた。内容はディベートのルールと進め方に関するもので、午前同様視覚器材を駆使してわかり易く説明された。
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続いてのコンテストは、名古屋、東海、愛知、春日井の4クラブと武蔵、熊本クラブ合同チームによる5チームのトーナメント制で行われた。5チームなので、組み合わせると1グループは1試合少なくなる。くじ引きの結果、幸運にも武蔵熊本合同チームが勝ち上がれば1試合免除となる組み合わせになった。会場正面には手作りの大きなトーナメント表が掲示してあり、ここに組み合わせが書き込まれた。

予選第1試合:東海(肯定)×春日井(否定)
予選第2試合:武蔵熊本(肯定)×愛知(否定)
準決勝:名古屋(肯定)×春日井(否定)
決勝:名古屋(肯定)×武蔵熊本(否定)

という流れでコンテストは進行した。肝心の論題は、「日本政府は2005年愛知万博の開催を中止すべきである」というご当地もの。「2005年愛知万博」、「開催を中止」という2つのキーワードの定義がなされ、論点は「環境問題、財政問題、世論の動向に限定する。否定側は現状維持の立場から反駁する」とされた。ディベートは、第1立論、第2立論、尋問、反駁という構成で行われた。当時の名古屋地区で最も熱い問題であり、地元のクラブの方がもちろん有利な内容であった。

出場クラブには事前に春日井クラブから愛知万博に関する資料が送られていた。この手の話題は私も興味のあるので、新聞記事などはよく読んでいた。この内容ではどちらかいえば肯定側の方が心情的に入りやすいので、最初の予選で肯定側になったのは都合が良かった。一般論は嶋村氏、独自な主張は私という受け持ちで、予選は勝ち上がることができた。しかし決勝は否定側に回ることになり、最初の主張をひっくり返すことになったので、歯切れの悪い論陣となり、地元名古屋クラブの正当な主張に防戦一方となった。結果は名古屋が優勝、武蔵熊本が準優勝、ベストディベーターには終始落ち着いていた嶋村氏が選ばれた。
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それにしても、同じ論題で4回ものディベートを繰り広げるこのコンテストは、話し手にも聞き手にも体力のいるものだと実感した。トーストマスターではディベートのマニュアルも存在するが、あまり行われないのは企画、準備、実演が大変だからだろう。実際この大会以降はディベートコンテストは開催されていない。自分の考えとは関係なく肯定、否定に回って論陣を張るのは日本人には不向きである、という意見もある。しかし裁判員制度も始まろうという時代の流れの中、自分の主義主張とは無関係な立場で、客観的な議論を練習する場としてディベートを取り入れることは今後重要になるだろう。
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by inv-pyramid | 2009-01-03 02:47 | 2000年前半